陽子線イメージングシステム

陽子線治療はピンポイントで腫瘍を狙いうちすることができる一方で、高い精度で照射しなければその効果は発揮することができません。現在、X線CT画像を用いて行っている陽子線治療の治療計画における線量計算では深さ方向の精度が十分とは言えません。解決策の1つとして、新たなCT画像である陽子線CT画像を用いて高精度の計算を行う手法がありますが、陽子線CTイメージング手法は現在臨床レベルに至っていません。
本研究室では、陽子線CTイメージング手法の研究開発をしています。その内容は放射線計測や信号処理の技術を駆使した検出システムの開発からCT画像再構成・画像処理といったソフトウェアの研究、またモンテカルロシミュレーションを用いた検討など多岐に渡ります。臨床利用可能な精度の陽子線CT画像取得法の確立を目指しています。

1) S. Tanaka, T. Nishio, M. Tsuneda, K. Matsushita, S. Kabuki, M. Uesaka, ” Improved proton CT imaging using a bismuth germanium oxide scintillator”, Physics in Medicine and Biology, 63, 035030, 2018
2) S. Tanaka, T. Nishio, K. Matsushita, M. Tsuneda, S. Kabuki, M. Uesaka, “Development of proton CT imaging system using plastic scintillator and CCD camera”, Physics in Medicine and Biology, 61, 4156–4167, 2016

図1

陽子線イメージングシステム

図1

実験で得られた陽子線イメージ

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