ご挨拶

本センターは,高効率なエネルギー変換を達成するシステム及びマテリアルの開発に関する研究を行うとともに,エネルギーに関する学際的かつ融合的な教育を行い,さらにエネルギーに関連する分野を融合するネットワークの形成に資することを目的として設置された工学研究院付属の研究センターです。光,熱,量子エネルギーなどの多様なエネルギーを安全かつ有効に利用するための研究を推進する,光・熱エネルギー変換材料分野,量子エネルギー変換材料分野,マルチスケール機能集積分野,エネルギー変換システム設計分野,エネルギーメディア変換材料分野の五つの研究室が設置されております。グローバルな環境・エネルギー問題が顕在化している現在,従来の石炭や石油に主に依存したエネルギー社会から脱却し,太陽光,風力,バイオマスなどの多様なエネルギーを源とした高効率で安全なエネルギー変換システムの構築が求められております。本センターは,このエネルギー変換やエネルギー貯蔵に不可欠な機能性材料の創製およびその材料の構造・機能解析,さらにはそのような材料を用いた新規エネルギー変換プロセス・エネルギーメディアに関する最先端研究を推進し,21世紀のエネルギーイノベーションに貢献する研究教育拠点として貢献することを目指しております。教育面では工学院および総合化学院の協力講座として学部生・大学院生の教育にも参画し,エネルギーに関連した次世代の人材育成にも貢献しています。

また,本センターには,世界的にもユニークなイオン加速器2基を敷設したマルチビーム超高圧電子顕微鏡およびとパルスレーザー発振器を備えたレーザー超高圧電子顕微鏡を擁する超高圧電子顕微鏡研究室が設置されており,全学共同研究・教育施設として学内の教育研究に有効利用されているのみならず,国内外の研究者に共同利用施設として開放し,エネルギーを含む多くの学際領域研究の新たな展開に寄与しております。

平成28年 センター長 幅﨑 浩樹