工学系部局なんでも相談室だより H25.10版

工学系部局なんでも相談室だより H25.10版

◇なんでも相談室から工学系部局の皆様へ、カウンセラーのコメントや利用状況など定期的に発信させていただいております。◇

相談室の石原です。
朝晩は随分冷え込むようになり、相談室を訪れる人の中にも風邪をひいている
方がちらほら見受けられます。
みなさんはいかがでしょうか?

先日、抗加齢医学(アンチエイジング医学)についてお話を聞く機会を得まし
たので、今回はそのエッセンスを書いてみようと思います。
アンチエイジングと聞くと美容やサプリメントを思い浮かべる方が多いのでは
ないかと思いますが、抗加齢医学は「加齢という生物学的プロセスに介入を行い、
加齢に伴う動脈硬化や、がんのような加齢関連疾患の発症確立を下げ、健康長寿
をめざす医学である。(日本抗加齢医学会)」と定義されています。
加齢に伴って変化する心身の機能に対して予防的なアプローチをしていこうと
するもので、定年の延長などによって就業人口に占める60歳代の労働者の割合
が増加する中、非常に注目されている分野です。

抗加齢医学の研究ではいくつかの仮説がたてられていますが、①カロリーリス
トリクション仮説 ②酸化ストレス仮説、がその代表格のようです。
①は食事のカロリーを制限すると寿命が長くなるというものです。実験では、
タンパク質、脂質、炭水化物、必須ビタミン、微量のミネラルなどの栄養分を確
保しながら、総摂取カロリーを通常の65%程度に落とすことで、霊長類の寿命を
伸ばすことができるという報告があります。
日本では昔から「腹八分目」という食習慣がありますが、それはあながち迷信
ではないといったところでしょうか。
②は、生体の酸化反応と抗酸化反応のバランスが崩れて活性酸素が増加し、生
体にとって好ましくない状態が生まれ、細胞のDNAや細胞膜を傷害したり、血管
傷害を進行させるというものです。
活性酸素は呼吸によって発生しますが、通常であればこの働きを抑える酵素が
うまく働いて問題は起こりませんが、喫煙や紫外線、放射線、ストレスなどによ
って活性酸素が増加するとこのバランスが崩れ、健康障害を引き起こすようです。

昨今、食生活やライフスタイルの変化によって、これまで40歳を越えて表面
化することの多かった高血圧や高脂血症、糖尿病などの生活習慣病の低年齢化が
顕著になっています。
まだまだ自分は若いからと油断していると、いきいきと日々を過ごすことので
きる健康年齢が低下してしまうかもしれません。生活習慣の見直しや物理的、社
会的ストレスに対するコーピングを高めていきたいですね。

―【事務担当より】――――――――――――――――――――――――――

なんでも相談室事務担当です。
2学期が始まり授業、卒業、修了、就職などに伴う様々なことが年度末に向かっ
て慌ただしくなることと思います。
身体の疲労が心の疲労につながらないように、心配事が生じたときには、早め
になんでも相談室を利用してください。
また、夏が終わり秋を満喫することなく冬の到来を感じるこの時期ですが、
見ごろを迎えたイチョウ並木の黄葉をながめ歩き、心のリフレッシュをされ
てはいかがでしょうか。

―【相談室利用状況簡易報告(9月)】―――――――――――――――――
9月の利用状況をお知らせします。
{開室日数}  4日
{のべ利用件数} 20件(学外カウンセリングルーム含む)
{主に寄せられている相談内容} 学生生活,健康問題
◇利用状況は、原則簡易情報のみ。詳細について回答することは出来ませんのでご
了承下さい◇

―【その他】―――――――――――――――――――――――――――――
このたよりは、工学系部局に在籍する教職員や学生等を対象にしたメーリングリ
ストで送信しております。
また、学生さんのアドレスや研究室メールリスト等、希望の配信先がある場合は
ご連絡いただければ送信先に追加します。
相談室だよりはホームページにも掲載しておりますので、周りに相談室のことを
知りたい・知ってもらいたいという方がいる場合には、ホームページのことを
紹介し、案内していただければ幸いです。
その他に利用方法や開室場所、開室日時等をまとめたリーフレットなども
ありますので、周知を検討されている方はご相談下さい。

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