日別アーカイブ: 2015/10/05

工学系部局なんでも相談室だより H27.9版

工学系部局なんでも相談室だより H27.9版
なんでも相談室から工学系部局の皆様へ、カウンセラーのコメントや
利用状況など定期的に発信させていただいております。
なお,本メールは教職員のみに配信していますので,周囲の学生の皆
さんが閲覧できるようご配慮願います。
Read more »

―【カウンセラーより】――――――――――――――――――――
相談室の石原です。
今年も大通公園でオータムフェストが始まりました。みなさんはどんな
秋を迎えていますか?
先日、とある事業所から「空気の読めない社員の育成について助言を欲
しい」という依頼がありました。
部署をあげてノルマ達成のためにみんな頑張っているのに、「自分の担当
は終わりましたから」といって退社する、みんなで昨日のコンサドーレの
試合の話で盛り上がっているのに、突然まったく違う話題で会話に参加し
ようとする、取引先からクレームを受けている最中なのに脇見をして話を
聞いていない等々、ある一定の社員の「空気の読めなさ」が社のストレス
になっているというわけです。
最近この手の話はいろんな事業所や大学でお聴きします。もう手に余っ
て仕方がないのでなんとかしたい、これほどの「空気の読めなさ」はなん
らかの病気に違いないから専門家に任せよう、そういう思いがあるのでは
ないかと推察します。
確かに発達障害と言われる方々の多くは、相手の気持ちを察したり、場
の空気を読むことが難しく適切な対応をすることが困難であることが少な
くありません。ですから、この事業所の担当者は発達障害者への対応を考
えあぐねているのかもしれません。それはそれでその特性に応じた対処や
労務管理が必要になってきますので、今後一緒に検討していくことが必要
になると考えます。
一方で、その職場の風土も気になります。多くの職場では少ないマンパ
ワー、パートや派遣社員でなんとか経営を成り立たせようとして、ひとり
ひとりの業務負荷が増えています。そうした現場では多様性を容認しにく
く、場合によっては積極的に誰かを排除、拒絶する場合もあるかもしれま
せん。
もともとひとが集団を形成するのは、同じ目的に向かい協同することで
たとえば狩りを成功させたり、敵と戦い、種を存続させるという意図があ
るのでしょうが、そのミッションを実り多く、より早く、より安全に行う
ためには構成員個々の多様性を受け入れることが必要だったのではないか
と思います。しかし、今はその意義やそう考える気持ちの余裕すらなくな
りかけているのではないでしょうか。
そういった雰囲気の中で、「空気が読めない」ということはそれが病気
であるにせよ、本人の性格に起因するにせよ、必然的に浮いてしまう、
酷い場合には排除される要因になり得るかもしれないと思うのです。
個人だけの努力でゆとりを持つことは現実的には難しいかもしれません。
しかし私たちが生活している家庭や職場、学校が柔軟性のある折れにくい
ものにするために、「空気が読めない」ことを改めて再考してみることに
価値はあると思います。
―【事務担当より】――――――――――――――――――
【相談室利用状況簡易報告】
8月の利用状況をお知らせします。
{開室日数}  5日
{のべ利用件数}32件(学外カウンセリングルーム含む)
{主に寄せられている相談内容} 学生生活,健康問題
◇利用状況は、原則簡易情報のみ。詳細について回答することは出来ま
せんのでご了承下さい◇
―【その他】―――――――――――――――――――――――――――――
このたよりは、工学系部局に在籍する教職員や学生等を対象にしたメーリ
ングリストで送信しております。
また、学生さんのアドレスや研究室メールリスト等、希望の配信先がある
場合はご連絡いただければ送信先に追加します。
相談室だよりはホームページにも掲載しておりますので、周りに相談室の
ことを知りたい・知ってもらいたいという方がいる場合には、ホームページ
のことを紹介し、案内していただければ幸いです。
その他に利用方法や開室場所、開室日時等をまとめたリーフレットなども
ありますので、周知を検討されている方はご相談下さい。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
なんでも相談室
http://labs.eng.hokudai.ac.jp/others/nandemo/
011-706-7297
nandemo@eng.hokudai.ac.jp
« Hide more

カテゴリー: 相談室だより | 工学系部局なんでも相談室だより H27.9版 はコメントを受け付けていません。