寄附講座の変遷 

1.バイオリサイクル工学(クボタ)講座 2003年10月~2006年9月

客員教授 西 則雄、客員助教授 小松 敏宏、客員助手 稲葉 陸太
寄附会社 (株)クボタ

バイオリサイクル工学(クボタ)講座では、循環型社会に向けた3R(reduce, reuse and recycle)と適正処理を実現するためのバイオテクノロジー(バイオマスのエネルギー利用、微生物による環境修復等)を活用したリサイクル技術の開発・実証と総合化・体系化に関する研究を行う。この研究成果によって、将来のエネルギー資源の一つとしての利用が期待されている生ごみや家畜糞尿等の有機系廃棄物を有効に利用することが可能となる。また、有害化学物質による土壌・地下水汚染を低コストかつ低消費エネルギーで修復することが可能となる。具体的には、次の課題を研究し、循環型社会形成のためのバイオテクノロジーを活用した戦略的リサイクルシステム構築の方向付けを行う。
①実稼働施設のケーススタディーと実証実験により、生ごみや家畜糞尿から効率的にエネルギーを回収・利用するシステムの最適化を検討する。
②ダイオキシンをはじめとする難分解性ハロゲン化化合物等によって汚染された土壌・地下水汚染のバイオレメディエーション技術を実証実験によって実用化レベルにまで到達させる。

<出版物>image6古市徹/西則雄編著:
バイオリサイクル-循環型共生社会への挑戦-,
環境新聞社, 228 ページ, 2006.10
[キーワード:バイオマス、バイオエネルギー]

<セミナー・シンポジウム>

biorecycle-sympo

2.不法投棄対策工学講座 2006年10月~2009年9月

客員教授 西 則雄、客員助教 金 相烈
寄附会社 (株)荏原製作所、(株)大林組、(株)奥村組、鹿島建設(株)、(株)環境総合テクノス
(株)建設技術研究所、三友プラントサービス(株)、日本技術開発(株)、
太陽工業(株)、東和科学(株)

不法投棄対策工学講座では、大きな社会問題となっている廃棄物の不法投棄現場を,安全,かつ適正,効率的に修復し,環境再生するための技術の開発を,技術的(工学的)側面と社会的側面の両面から行う.特に,青森・岩手県境不法投棄現場を事例として取り上げ,不法投棄の経緯,行政対応,汚染発覚からの調査・解析・対策案の決定プロセス・対策内容と実施状況など,すべての関連する事象を解析することにより,
①不法投棄の未然防止のための未然防止技術の開発
②効率的な調査・解析・修復(適正化,資源化)技術の開発
③住民合意,コミュニケーションなど対策を円滑に進めるための社会技術の開発
④環境再生のあるべき姿と環境再生を実現するための手法の開発
を行い,そして,他の国内・国外の不法投棄対策事例調査を踏まえ,上記①~④の技術の総合化,体系化を行うことにより,今後の不法投棄対策のあり方について提言する.

<出版物>image1
古市徹/西則雄編著:
不法投棄のない循環型社会づくり-不法投棄対策のアーカイブス化-,
環境新聞社, 310 ページ, 2009.10
[キーワード:不法投棄、土壌・地下水汚染、事例のアーカイブス]

<セミナー・シンポジウム>

iilegaldumping-sympo

3.バイオウェイストマネジメント工学講座 2009年10月~2012年9月

客員教授 西 則雄、客員助教 金 相烈
寄附会社 (株)大林組、(株)大建設計、大成基礎設計(株)、(株)環境総合テクノス
太陽工業(株)、三友プラントサービス(株)、北海道ガス(株)、大成建設(株)
有機系廃棄物資源循環システム(ORS)研究会

バイオウェストマネジメント工学講座では、廃棄物系バイオマス(生ごみ、食品廃棄物、廃食油、家畜ふん尿、下水汚泥、間伐材、処分場有機性埋設物)をエネルギー資源として再生利用することを中心として、社会・技術的に実行可能な、循環型社会における新たな廃棄物等(循環資源を含む)の物流・変換のための管理システムの提案を行う。具体的には、下記の(1)~(4)の研究課題に取り組む。
(1)ABC開拓構想 を実現するプロジェクトの提案と実践
(2)循環型社会の新たな最終処分システムの提案
(3)循環型社会の新たな廃棄物ビジネスモデルの提案
(4)上記(1)~(3)の総合化、体系化

<出版物>201210-book

古市徹/西則雄編著:
バイオマス地域循環-再生可能エネルギーのあるべき姿-,
環境新聞社, 156 ページ, 2012.10
[キーワード:バイオマス、バイオエネルギー、事業化]

<セミナー・シンポジウム>

biowaste-sympo

4.エコセーフエナジー分野 2012年10月~2015年9月(予定)

http://kanri-er.eng.hokudai.ac.jp/ese/index.htm

客員教授 後藤雅史(2014.01.31まで)、古市徹(2014.02.01から)
客員助教 金 相烈(2014.03.31まで)、藤山淳史(2013.04.01から)
寄附会社 アタカ大機(株)/日立造船(株)、岩田地崎建設(株)、鹿島建設(株)、
(一財)札幌市下水道資源公社、三友プラントサービス(株)、(株)大建設計、
大成建設(株)、(2014年10月より)八千代エンジニヤリング(株)、いであ(株)

エコセーフエナジー分野では、次世代に向けた安全・安心な再生可能エネルギーの普及促進のために、バイオマス(廃棄物系、未利用、資源作物)利活用を中心とした、技術、環境、経済、社会を考慮した実行可能な技術・システム及び事業展開の提案を行う。具体的には、下記の(1)~(3)の研究課題に取り組む。
(1)下水汚泥と生ごみの混合嫌気性消化システムに関する研究
(2)バイオマスエネルギーによるガス・熱利用システムに関する研究
(3)震災地の復旧・復興のためのバイオマス利活用技術およびシステムに関する研究

<出版物>bioenergy

古市 徹・石井一英 編著:
エコセーフなバイオエネルギー-産官学連携事業の実際-,
環境新聞社, 150 ページ, 2015.11.30
[キーワード:バイオマス、バイオエネルギー、熱利用、事業化]

<セミナー・シンポジウム>

ESE