研究室ガイド -配属希望の方へ

 当研究室には北海道大学工学部応用マテリアル工学コース及び大学院工学研究院材料科学専攻の学生が所属しています.それぞれコース・専攻の学生募集要項をご確認ください.

 当研究室では,電子顕微鏡法ならびに計算機シミュレーションを活用し,ナノからマクロまでのマルチスケールにわたる材料の解析・評価を行っています.材料特性が決まる要因や物理現象が起こるメカニズムをナノスケールから解明することで,マテリアル開発基盤を構築することに強みを持っています.当研究室は電子顕微鏡及び計算機クラスタを独自に保有していますので,これらの研究設備を活用し研究に専念することができます.
 詳しくは研究内容ページ研究設備ページをご覧ください.

 当研究室の専門分野と関連の深い講義として,材料物理学,材料物性学,材料機能学,相平衡論,相変態論,結晶解析学,材料量子力学,表界面物理化学,半導体材料学,コンピュータ演習等が有ります.研究テーマの中には材料科学だけでなく物理学や化学の知識が必要なものもありますが,研究の遂行に必要な知識については教科書の輪講などでフォローします.

 当研究室では研究室訪問も随時受け付けていますので,お気軽に教職員までご連絡ください.


当研究室での生活

 4年生で配属された場合,必修講義であるプレゼンテーションに向け,卒業論文の研究テーマに関連する論文を読み,発表準備を行います
 プレゼンテーションの担当終了後は,随時,教員や研究室の他のメンバーと議論しながら研究を進めます.

 当研究室では週一回ずつのゼミ(進捗報告)と雑誌会を行っています.ゼミは2グループに分けて交互に行うため,2週に1度全員の前で進捗を報告することになります.
 雑誌会では半期に1度自分の研究に関連する論文の内容を発表します.その他,教科書の輪講等を行いながら専門知識を深めていきます.
 研究以外では,毎週ゼミ終了後の簡単な研究室清掃,月1回程度の液体窒素補充当番があります.

 その他,様々なイベントを開催していますので,詳細はイベントページをご覧ください.


 

▼年間スケジュール

1学期 プレゼンテーション(4年生必修科目)
6月 ライラックセミナー,材料科学専攻フットサル大会,北工会運動会
7月 金属学会・鉄鋼協会北海道支部サマーセッション,中間報告会
8月 大学院入学試験,材料科学専攻野球大会
9月 学会シーズン
12月 金属学会・鉄鋼協会北海道支部冬季講演大会
中間報告会,材料科学専攻ボーリング大会
2月 卒業論文・修士論文・博士論文発表会
3月 学会シーズン,修士中間発表会

当研究室で何が学べるか

  • 実験を行う学生には,実験試料の作成方法や電子顕微鏡操作を習得してもらいます.シミュレーションを行う学生には,計算機の操作やシミュレーションの実行方法を習得してもらいます.これらの実践的な技術の習得だけでなく,材料科学・物理学・化学に基づいた解析を通し,深く研究テーマを理解してもらいます.

  • 当研究室では各学生が独自の研究テーマを持っており,幅広い研究テーマを有しています.また,実験とシミュレーションの両方を行っていることも特徴です.ゼミなどを通しお互いの研究を理解することで,幅広い知識を得ることができます.

  • 比較的小規模な研究室のため,学生に対するスタッフの割合が高いです.学生には個人のデスクとPC1台が割り当てられます.

  • 4年生では研究に必要な技術・知識を習得し,自分が得た結果を解析する経験を積み,卒業論文としてまとめます.

  • 修士課程ではさらに専門的な研究を進め,学会での発表や学術論文として発表できるクオリティの研究を行い,修士論文としてまとめます

  • 博士課程では独立した研究者として活躍するための力を養成します.

図 白色LEDに用いられるCa-α-SiAlON:Eu(左)とレーザーに用いられるYAG(右)の原子分解能電子顕微鏡像

最近の研究テーマ

    ▼電子顕微鏡を用いた材料解析手法の開発

  • 分析電子顕微鏡を用いた材料の光学特性測定手法の開発
  • 分析電子顕微鏡を用いた材料の表面プラズモンの測定
  • ▼機能性セラミックスの開発

  • 貴金属中におけるアルミナ析出メカニズムの解明
  • 貴金属中における酸化物半導体析出メカニズムの解明
  • 蛍光体材料中の希土類元素の直接観察
  • 酸素吸蔵材料の原子分解能観察と電子状態解析
  • 酸素吸蔵材料中の酸素原子拡散特性の解明
  • ▼水素エネルギー材料の開発

  • 燃料電池用非貴金属電極触媒の作製手法の検討
  • 燃料電池用非貴金属電極触媒の触媒特性の解明
  • 炭素系材料表面上での触媒金属原子拡散特性の解明
  • 金属材料及び被覆膜中の水素原子透過特性の解明
  • 水素貯蔵用有機ハイドライドの(脱)水素化反応触媒の開発
  • ▼苛酷環境用鉄鋼材料の開発

  • 耐照射性材料中のNi偏析および脆化相析出挙動の解明
  • 耐照射性材料中のHe偏析による粒界割れにおける粒界構造依存性の解明

最近の卒業生の主な進路

博士後期課程進学
日野自動車,東芝ナノアナリシス,トヨタ自動車,日立製作所,スタンレー電気
三菱日立パワーシステムズ,ダイナックス,三菱重工業,新日鐵住金,日本製鋼所
札幌市役所,サッポロビール,三菱商事,丸紅,メタルワン
等…