高校生のみなさんへ
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札幌は「日本で住んでみたい街」ランキングでは常に上位に位置されます。大きな理由の一つは、都市生活の利便性と、豊かな自然の融合が非常に高いレベルで実現しているからでしょう。中心部のすぐ脇には天然記念物となっている原生林があり、支笏湖に代表されるような日本で最もきれいな水環境を車で一時間ちょっとのところで堪能することができます。もちろん、冬は世界でも最高レベルのパウダースノーを大学から30分以内のスキー場で楽しむことが出来ます。ジンギスカン・スープカレーなど札幌ならではの食文化も大きな魅力の一つです。札幌での学生生活は、必ずや思い出の多い実りあるものになるでしょう。

環境問題の学習にあたっては、本物の、上質の自然に触れることが重要です。大都市での座学だけでは感じることのできない本物に触れる必要があります。北海道には、まだまだ良質の自然が残っています。その玄関口となっている札幌は、環境問題の学習に最適の街であるといえるでしょう。

環境工学コースはこんな人におすすめ

環境問題の解決へより直接的に貢献したい、関わる仕事に就きたいと希望している人に最適なコースです。環境問題の研究では、広い分野の先端技術と知識を高度に統合する必要があります。知的好奇心の旺盛な人、異分野横断研究を推進する行動力のある人を歓迎します。行政他の立場で公共のために働きたいと願っている人。国際的に活躍してみたいという夢を持っている人。最先端の科学を応用した新技術を開発したいという熱意のある人。異分野・異文化の人々と積極的に交わり、環境問題の解決に新しい道筋をつける意欲のある人。新しい社会の枠組みを提案したいという「大志」を抱いている人。きっと、我々のコースで良い出会いが待っています。

 

卒業後の進路・就職について
卒業後の進路

本コースにおいて学ぶ対象は広いため、卒業後の進路においても幅広い選択肢があります。卒業生は環境装置を作製する技術者、土木建設・設計事務所などの土木・建築者(環境施設・設備の計画・設計)、国家公務員・地方公務員など環境行政の担い手、大学や研究所などの教育・研究職、その他さまざまな業種で環境問題を解決する技術者として活躍しています。

卒業後の進路

4年生の進路

※平成30年度、コース卒業者の進路・就職先をまとめたもの。
主な就職先
公務員
・環境省 ・厚生労働省 ・国土交通省 ・防衛省
・北海道庁 ・札幌市
民間企業
・いであ(株) ・(株)NJS
・(株)大林組 ・鹿島建設(株)
・川崎重工業(株) ・栗田工業(株)
・(株)東芝 ・日鉄エンジニアリング(株)
・(株)建設技術研究所 ・(株)東京設計事務所
・五洋建設(株) ・清水建設(株)
・JFEエンジニアリング(株) ・新菱冷熱工業(株)
・日本製鉄(株) ・日立造船(株)
・(株)ドーコン ・北海道電力(株)
・(株)タクマ ・(株)フソウ など
卒業後の進路

修士の就職状況

※平成30年度、修士課程修了者の進路・就職先をまとめたもの。
主な就職先
本コースでの学修で取得可能な資格
● 教育職員免許状(高校一種、工業・理科)
● 甲種消防設備士(受験資格)
● 二級建築士(受験資格)
● 木造建築士(受験資格)
● 1級建設機械施工管理技士(受験資格)
● 2級建設機械施工管理技士(受験資格)
● 1級土木施工管理技士(受験資格)
● 2級土木施工管理技士(受験資格)
● 1級建築施工管理技士(受験資格)
● 2級建築施工管理技士(受験資格)
● 1級管工事施工管理技士(受験資格)
● 2級管工事施工管理技士(受験資格)など
※資格の取得には指定科目の修得や卒業後に実務経験が必要な場合もあります。

 

教員からのメッセージ

松井教授
松井 佳彦 教授
大学と高校の違いは何でしょうか。いくつかあると思いますが、その中で最も大きな違いは、社会に近いことを学ぶことと思います。 私は、リスク評価に基づいた水質基準策定の研究や、微粒子と分離膜を使った革新的水処理の技術開発を行っています。研究成果が、国の飲料水質基準の策定や、新しい浄水場の設計に応用され、実際の施設が人々の役に立っている現場をみることはとても嬉しいことです。その充実感を共有しませんか。

 

松藤教授
松藤 敏彦 教授
お医者さんは,人間の体の仕組みを詳しく学び,専門的技術を身につけて病気を治します。環境の病気(問題)とは,様々な物質が水,大気,土壌などを汚染し,生態系や人間に影響を与えることです。対象を知らなければ,医者にはなれません。本コースで物質の移動・反応などの現象や生態系・ヒトへの影響(環境のしくみ),環境の分析・測定やデータ解析方法(診断),さまざまな問題に対応する技術(予防と対策)を学んで,社会に貢献できる専門家になってほしいと思います。

 

長野教授
長野 克則 教授
空気・水・熱。それは、生きていくのに一瞬たりとも欠かせないもの。これら生活に密着したものが我々の研究対象です。空気・水・熱の源は大地、海洋、大気、太陽であり、学びや研究のスケールは地球規模まで広がります。これが、本コースの最大の特徴です。私もこのコースの出身ですが、「地球の受容量は無限ではない」 ことを意識すること、それが教えの根源です。 地球と人間が共に健康で気持ちよく生きるために必要なことを互いに考え、学び合いましょう。

入試情報
高校生の方

北海道大学の一般入試を受験してください。前期日程では「総合入試」を、後期日程では「工学部・環境社会工学系」を受験してください。
入学後、1年生の2月に、コース移行先として「工学部・環境工学コース」を志望すれば晴れて衛生工学・環境工学の入り口に立つことになります。
後期日程で入学された方は、5コース(環境工学コース、社会基盤学コース、国土政策学コース、建築都市コース、資源循環システムコース)の中から進学するコースを選択することになります。

高専生の方(編入学)

環境工学コースでは編入学試験を毎年実施しています。例年、特別選抜(調査書、小論文、口頭試問による試験)と、一般選抜が実施され、若干名が3年次編入しています。

衛生工学・環境工学の勉強に熱意を持つ学生の受験を待っています。募集要項に関しては工学部のWebサイトをご覧ください。

高専専攻科生の方

大学院修士課程から我々のグループで勉強・研究することができます。 大学院入学試験を受験してもらう必要がありますが、過去問等が公開されています(大学院工学院のページをご覧ください)ので準備をすることは難しくはありません。これまでに高専専攻科生の方の多くが優秀な成績で合格しています。

大学院では専門性の高い講義に加えて修士論文研究を行います。興味のある研究を見つけたら担当の先生に直接連絡を取ってみることをお勧めします。

文系の方へ

「数学が苦手だから」「物理は分からない」そんな理由で、文系を選択していませんか?本当にあなたがやりたいことは何ですか?
「環境問題」へのアプローチは様々なものがあり、文系に進んでも何らかの形で環境問題に関わることはできるでしょう。しかし、より直接的に技術者・研究者として貢献する方が喜びは大きいとは思いませんか。

残念ですが、技術者・研究者として活躍するためには、いわゆる理系科目は必須の道具になります。しかし、「今」あなたがこれらの科目を不得意であるとしても、これからもそうであるとは限りません。単に勉強をしていなかった、あるいは勉強の仕方を知らなかった、ということはないでしょうか。

文系から理系への転向はそれほど難しくありません。とりあえずトライをしてみませんか。数学や物理そのものの研究をする場合には特別な才能が求められるかもしれませんが、我々がまず必要なのは道具としての数学と物理です。コツコツと努力をすれば、きっとできるようになります。

環境問題解決に貢献できる人材になるためには、総合力が求められます。理系の知識・能力を持っている一方で文系のマインド・センスがあれば鬼に金棒です。今は文系の「ふり」をしているあなたが環境問題解決に最適任の人なのかもしれません。