総合若手人材育成事業

平成22年4月1日

工学系教育研究センターでは、過去5年間の活動成果を発展させ、今年度から新たに「総合若手人材育成事業」を開始します。本事業は平成22〜27年度の6年間で行うもので、人材育成本部と協働して事業を展開します。詳細は以下の通りです。(なお、本事業は文部科学省の特別経費により運用されます。)

事業の目的・目標

創造性豊かで国際的にリーダーシップを発揮できる広い視野と柔軟な発想を持ち、社会の多様な場で活躍する世界水準の人材を育成するために、若手研究者・企業・大学教員に対する「若手研究者の社会活躍への意識改革」を図るとともに、専門力と国際力を習得・融合し、グローバルな視点で実践・展開できるリーダー力の育成のために、全学展開を視野に入れた「国際性を涵養しリーダー力を発揮する育成プログラム」の開発・試行を行い、「入学からテニュア職獲得まで」のより一貫した人材育成システムを構築します。

事業の概要

「入学からテニュア職獲得まで」の一貫した人材育成システムを構築するために、以下の2つの柱を軸にした事業を展開します。全学展開事業としての「1.若手研究者キャリア意識改革システムの構築と推進」は、人材育成本部が中心となって実施します。先導的開発事業としての「2.国際性を涵養しリーダー力を発揮する育成プログラムの開発と実践」は、工学系教育研究センターで実施し、人材育成本部において、全学展開に向けたこれらの事業内容の評価・蓄積を行います。

1.若手研究者キャリア意識改革システムの構築と推進 〔全学展開事業〕

(1)「意識改革webシステムの構築」(人材Hi-System)

 既に実績のある双方向webシステムを発展させ、若手研究者・企業・大学教員が若手研究者のキャリア動向に関する情報を双方向・リアルタイムで閲覧・検索できるシステムを構築します。

(2)「Face to Face の意識改革」

 若手研究者と企業担当者が直接対面する「企業交流育成会」や「企業訪問会」を通して、若手研究者と企業の相互理解を深めるとともに、キャリアメンターとの個別相談により若手研究者のキャリアパスに対する理解をより深めます。また、シンポジウム・パンフレット等により大学教員も含めた関係者の意識改革に働きかけます。

(3)「若手研究者キャリア動向実績による意識改革の促進」

 若手研究者のキャリアに関する情報を多角的に集約・解析し、「人材Hi-System」を介して公開します。具体的には、若手研究者からのアピール情報、企業からの本学学生に対する評価、大学教員からの所属学生(DC、PD)の就職状況などを始めとする各種情報を各関係者から提供させ、広く公開することにより意識改革を図ります。

2.国際性を涵養しリーダー力を発揮する育成プログラムの開発と実践 〔先導的開発事業〕

(1)「国際インターンシップ拠点形成」

 海外の企業・大学・研究機関等と相互連携して国際インターンシップ派遣先を開拓するとともに、派遣者数大幅増に対応可能な窓口等の体制や危機管理体制を整備します。同時に、海外大学から本学へのインターンシップ受入れプログラムを整備します。これらにより、インターンシップ派遣・受入れを管理・運営する国際インターンシップ拠点を形成して、インターンシップ教育を恒常化させ、人材の国際流動性を大幅に向上させます。

(2)「バイリンガルe-ラーニングシステムの構築」

 情報通信技術(ICT)を活用して、双方向型のバイリンガルe-ラーニングシステムを開発し、専門講義を海外から遠隔受講できる教育環境を整備します。また、ダブルディグリー制度拡充のために遠隔履修単位認定モデルを構築して、本システムを利用した国際連携教育を実現させるとともに、本システムの留学生学習支援環境としての利用を促進し、これらにより、教育の国際通用性を大幅に向上させます。 

関連リンク

人材育成本部:http://www2.synfoster.hokudai.ac.jp/